村木厚子著 おどろきの刑事司法 講談社現代新書 1,320円
この本は日本経済新聞にも産経新聞にも掲載されていた。他のメディアでも過去に取り上げられていたと記憶している。それだけ注目されている書籍だ。
事件があったのは2009年。検察によるフロッピーディスクの改竄が焦点になって連日報道されていたのを覚えている。村木さんの無罪が確定したのはそれからだいぶん経ってからだった。こんな大事件、長期間戦い続けた彼女の意思は相当のものであったと思うし、戦うために各種調整する能力をお持ちであったのだと思う。
私は仕事上のトラブルの全責任を負わされたことがある。私にも落ち度はあった。だが誤って指示をした直属の上司、さらにその上の上司の責任は問われず私個人の過失にのみ言及され私の処分が確定。ボーナス減給をくらった。妄想かもしれないが、その後の昇給にも影響している気がする。
もちろん上司達の責任を直訴した。だが有耶無耶になった。なんか、もうストーリーが決まっていて、私に罪を被せる気マンマンな感じだった。不思議に私も納得していた。「やりこめられる」とはこのことだと今は思う。村木さんのような強い意志と、ことを進める力があれば、結果は変わっていたかもしれない。今もエンジニア生活を邁進していたような気がする。
腐した結果、読書の道が開かれたわけで、人生何があるか分からない。(どの道に進んでも道を模索し続けることの大切さは体感できた。)とはいえ、いまの人生ルートで前回のような疑義をふっかけられたときに、冤罪のメカニズムを理解しておくことは、効果的な対応策を練るのに役立つと思う。次こそは上司達にしかるべき責任を負担してもらい、より良い組織になるための処置がなされることを願う。そんな事が起きず、疑いを吹っかけられないことが一番なんだけどね。








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