◆毎日新聞
上村靖司編著 災害を「自分ごと」にする力 ぎょうせい 2,640円
防災に想像力は欠かせない。もし電気や水道が止まったら。電話が使えなかったら。ど、どうする。ハアハア。想像力の源泉は当事者感だ。自分ごとにしなければ脳みそは回転しない。いかに自分ごとにするか。その具体事例を学ぶ本とのことだ。さて「自分ごと」が効くのは防災だけでない。チームビルディングにも重要だ。稼働の良いチームはメンバーが自律的に機能する。自律の源泉はやはり想像である。この本は防災の振りをしたマネージメント理論だ。多分。
磯野真穂著 社会が壊れるその前に 新潮選書 1,980円
勅使川原真衣「人生の「成功」について誰も語ってこなかったこと」とか、ダニエル・カーネマン「ファスト&スロー」とか、無関係に見えて根底の思想が同じとか、ラップしているとかで、認知の拡張を感じ取ると脳みそからご褒美汁が出る。この本から汁の予感がする。
稲垣えみ子著 買わない生活 東洋経済新報者 1,980円
著者、多分同じこと考えてる。確認本。
◆産経新聞
小畑三秋著 古墳探偵がゆく 産経新聞出版 1,650円
歴史は大事。近所ならなおさら。
松本昌平著 コンサルたちの憂鬱 BOW&PARTNERS 2,530円
先日亡くなった村上龍。生前の発言をSNSで目にする。「経済的な勝ち負けだけが充実した人生の基準ではない」そうであって欲しい。一方で他人との比較はやめられない。価値観が多様化する中で一義的に他者と比較できる物差しが欲しい自分もいる。いまの私には経済的資産の物差ししかない。比較し調整し居場所を整える。そんな作業の繰り返しが人生の大半を占めている。さて本書は高給職業で転職先上位ランクのコンサルの物語。僕の物差しではイイ線いってそうなヤツらのキャリア論とのこと。読んでおいて損は無さそう。
◆日本経済新聞 2026.10.24
佐伯一麦著 水平と垂直 新潮社 3,795円
創作に垣根なし。
イザベラ・ディオニシオ著 不倫が好きな文豪たち KADOKAWA 2,090円
川端康成「雪国」、夏目漱石「それから」、不倫を題材にした古典はいまでも我々を楽しませてくれる。不倫は文化だなんて名言を残した芸能人もいた。源氏物語から始まり近代に至るまでの、日本の不倫文化を紐解いていく一冊。






コメントを残す