課題図書を読み進めるには体力が要る。読み慣れない言葉遣いにいちいち引っかかるのだ。するすると文章が入っていかない、喉越しの悪い言葉たち。噛み砕いで飲み込む作業。へなちょこ咀嚼力。
それに比べて新書の滑らかさよ。現代的日本語に調整され、絹ごし豆腐のごとき文章。1日に300ページは軽い。
◆日本経済新聞
東野圭吾著 永遠の記憶 文藝春秋 2,310円
お別れ本である。私も大好き東野圭吾。ガリレオシリーズ最終回。シリーズは違うがスキーの話も大好きだった。野沢温泉に行くたびに思い出す。スカイラインやシュナイダーを滑ると舞台を思い出す。先生、もう読めないの寂しいです。
雪朱里著 活字の種を作った人々 水鈴社 3,520円
消えゆく技術は見入ってしまう。先人が積み上げた技が地上から消滅してしまう。神様からそれを見届ける機会を与えられたような気持ちになる。本書は活版印刷の種字彫刻家の話だ。ただし滅びない。種字はフォントとして生き残る。多くの書体が種字彫刻家によって生み出された。というより継承されたという方が合っているか。とにかく字にまつわるストーリーてことで読みたい本。






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