1月26日 あべのハルカス美術館 1,800円
1つ1つ見ていたら2時間経っていた。『密やかな美 小村雪岱のすべて』と名打っただけに展示品数は相当であった。そのため終盤はお腹の音を気にしながらの鑑賞となった。朝イチ入館の方は腹ごなしを忘れずに。
時代が違えば半導体回路の設計をやっていたのではないか?と思わせる細線が規則正しく並ぶ作品たち。特に縦線を多用することで主題が際立っていた。
加えてパース無効。作者の主観を排除し閲覧者に託す意思を感じる。主張しない意思を主張している。館内の掲示に見つけた、『能面マインドに似た無表情なのだ』という小村自身の言葉に仮説が補強される。託しながらも作中の美意識は存在する。例えるならウォーリーを探せか。(違う)
『舞台装置』では図法より伝達量を優先している。正面の柱に隠れていて、本来見えない壁をあえて描くのは装置製作者への連絡手段だからと想像した。
生涯を通じて仲間と切磋琢磨し絵に励む姿が浮かぶ。浮かびながら書籍挿絵作家の代替性に打ちひしがれることは無かったのか気になる。53歳で倒れるまでバリバリ仕事、40代は大忙しだっただろう。
80年以上前の他人の想像をしながら、何も残せていない40代の自分にハッパをかける。こいつすげーよ、俺も負けないぞぉ!なんて気持ちと、どうせ俺なんて、、が出たり入ったりしなからハルカスを後にした。



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