自宅にあったジェッターポンプを修理した。
我が家にはエンジン駆動のジェッターポンプがあって、トラクターやら田植え機やらの泥落としが簡単に出来る代物なのだけれど、壊れてて、家庭用の高圧洗浄機で代用している。べつにそれでも良いのだけれども、せっかくあるなら使おうよという事で修理に挑戦してみた。田んぼの横にある水路から取水できるので泥落としの作業も楽になるはずだ。家庭用だと水道のホース引き回すのが面倒臭い。
そもそもジェッターポンプとはなんぞや。端的に申すなら注射器。ピストンを何かの力でピスピス動かして高い圧力を作り出すポンプなのだ。家にあるのはエンジンの力で注射器を並列に3本ピスピスやって、80MPaの圧力を生み出しているのだ。80MPaは約8000m水柱。低空飛行しているジェット機にお水を運べる圧力。いや、正確には圧力は際限無く上昇する。逃し弁が無ければ機械的に何かが破壊されるまで加圧する装置、それがジェッターポンプなのだ。恐ろしい。うつ病になるまで働き続けるサラリーマンみたいだ。やめてくれッ!
話しを戻す。親父の話では注射器の端から水が漏れて使えないそうだ。経年劣化でパッキン類が切れてるんちゃうか?分解してみる。やっぱり注射器の両端にあるOリングが切れていた。あとは吐出逆止弁のパッキンも弾力がないので交換だ。

これらの材質は不明だが、流体が水なので何でも良い。寸法を測ってそれらしい物をホームセンターで調達する。

切れていたのは3筒のうち一つだったが、全交換だ!3筒全部交換する。Oリング6個、パッキン3個必要。安い物だし、ダメだった時の再組み付けを考えると全替えが最善と判断した。組み付け後は軸出しをしたほうが良さそうだ。シリンダーとピストンの軸を同じにするってことね。筒を仮組みしてクランクを数回動かせば、それなりに軸が合うはず。その後本締をすれば完璧だ。
さて、こちらはピストン部分。荒れているがまだ使えそう。ピトンリングの溝状の傷が吸入と吐出で繋がると圧力が立たなくなる。損傷する原因は経年劣化もあるが、空打ちも大きい。水が無い状態で長時間運転すると消しゴムごしごしの要領ですり減ってしまう。延命処置でグリスを塗布。グリスなら水で流れにくいので潤滑を維持してくれると考えた。この部品はホムセンで調達不可っぽい。古いからメーカーも在庫なさそう。現行品と共通部品だといいなぁ。それなら代理店から買えそうだ。みたいな妄想をする。(結局なにもしない)

これだけでポンプは復活した。「は」ってのは続きがあって、エンジン側にもトラブルがあった。キャブレターとガソリンタンクが詰まっていた。長年ガソリンが入っていたのが原因か?ネトネトとコテコテがびっしり。清掃に多くの時間を要した。清掃したキャブは動作不安定だった。あきらめて交換しようと思っている。燃料と空気量を手動調整する人間キャブレターはもうこりごり。
さて、今回修理したのはMARUYAMA(丸山製作所)の型番MS2502EW-K。エンジンはクボタGS200-2G。
ピストンに吸入側の逆止弁が内蔵されていてコンパクト化に成功している。という気づきがあった。
以上です
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