、、、もう終わりにしよう
まさか僕からそんな言葉が出るなんて
この僕が、、
こんなにも、
こんなにも好きなのに
「今日はもう滑れません。ごめんなさい。」
仲間にLINEを送る
携帯電話の時計が無機質に11:30を示している
医務室で応急処置を終えた僕は
本日の予定を全て終えてしまった
強制終了だけどね
思えばのっけからケチが付いていた
郡上八幡ICを降りたあと、目当てにしていたスキー場は
リフト故障
治るまで待つか、1時間かけて最寄りのスキー場に行くかの選択だった
一日をフイにする覚悟はなく
大急ぎで次のスキー場に向かったのだ
どれだけ車をとばしてもチケットを購入するころには11時に差し掛かっていた
焦っていなかった
といえば嘘になる
ただ、3月の柔らかいコブを
颯爽と滑り降りるイメージが
頭の中ではすっかり出来上がっていた
だからリフトを降りたその足で
そのままコブに向かった
いつもなら2~3本
整地で足をならしてから
向かう場所だ
今日は時間がない
それに行きの車で
「上村愛子モーグルテクニック」を3回も見たのだ
予習は完璧だ
その証拠に滑り出しは好調だった
先落としも出来ている
昼前の溶けかけの雪が
板にまとわりつくけど
これくらいは問題ない
ほどなくコブも終わりにさしかかる
僕のレーンのコブは終わりだけど
右のレーンにはあと5個ほどコブが残っているのが見えた
どうせなら、、
普段はやらないのに
そのまま右のコブに乗り移ろうとした
ところが想像以上にぬかるんでいた雪に足をとられ
。
。。
。。。
気が付くと雪の上に座っていた
本日の初転倒
えへへ
照れ笑いしながら起き上がる
痛っっっ
右足に痛み
やったか!?
恐る恐る屈伸
痛くない
セーフ
正確には
二―インすると痛い
けど、滑るには問題なさそう
しかしストックが曲がってしまった
しょうがない。レンタルで借りよう。
今日は始まったばかり。ストックがないと困るもんね。
それにストックだけなら安いもんさ
センターハウスまで滑り降り板を脱ぐ
目の前のレンタル窓口に向かって一歩
ふ、
ふみ、
ふみみみ、、、、
踏み出せない。というか歩けない。
初体験の事態だが39歳の僕には分かった
これはヤバイやつだ
しかもとびきりの
多分ね 膝の靱帯だ
だってこけたとき
「ポンッッッ」て音聞こえたもん。聞こえないふりしたけど。
靱帯痛めるときに大きな音聞こえるって
体操やってる友達ゆってたもん
超弱気になった僕が向かう先は決まっていた
医務室だ
折れてないほうのストックを杖代わりに
100歳じいさんの歩く速度で
受付のドアを目指した
幸い接骨医が常駐しており、触診、ストレステスト、エコーの結果から
内側側副靭帯が1~2度の損傷を受けていると診断を下した
その場で即席のギブスを制作し
右膝は曲げられなくなった
分かってたけどショックだった
これって今季もう滑られないやつやん
トホホー 途方にくれていると
「春に報告会があるので写真とっていいですか?」
若い接骨医(♂)は パンツ姿のしょぼくれおじさんを
一生懸命撮影した 何枚も。
落ち込んでいたが、新しいパンツでよかったなと思った
–
–
仲間たちは僕を気遣ってくれ
早々に帰阪することにした
3時間半かけてスキー場に来たのに
1時間足らずで撤収
しかもリフトは1本だけ
僕の一日券は早々に回収機に吸い込まれ
デポジットの500円に変わった
。
。。
。。。
帰阪してすぐ外科に向かった
というか病院がやってる時間に岐阜から帰ってきちゃった
レントゲンで剥離骨折がないことを確認
接骨医に大阪帰ったら精密検査するよう指示を受けていた
MRIの予約を取り、マジックテープタイプのギブス(装具?)に換装され
外科医をあとにした
明日、会社で何て説明しようかな。
<つづく!>
本日の医療費:9,300円也
(接骨医:3,000円)
(外科医:6,300円)
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